クリエイティブ戦略

企業が知るべき、インフルエンサー兼クリエイター(デザイナー)への依頼術

「インフルエンサーに制作を頼んだけど、なんだかクオリティが物足りない…」そんな経験はありませんか?インフルエンサー兼クリエイターは、影響力がある一方で、クリエイティブ面で期待を下回ることも少なくありません

インフルエンサー兼クリエイターは、影響力とクリエイティブの両方を兼ね備えたユニークな存在です。企業にとって、彼らとのコラボレーションは単なる宣伝だけでなく、質の高いコンテンツ制作にもつながります。

しかし、クオリティを保ちながら効果的な依頼を行うためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があるでしょう。

私自身、マイクロインフルエンサーという立場でありながらクリエイター(デザイナー)として活動している経験を活かし、企業が彼らと上手にコラボレーションを進めるための具体的なアプローチをお伝えします。

影響力に頼りすぎないためのガイドライン

インフルエンサーは、その影響力を活かしてコンテンツを作ることに慣れていますが、影響力だけに頼りがちな一面があり、クリエイティブの質が高くないことがあります。そこで、企業側が提供するクオリティ基準のガイドラインが非常に重要です。

例えば、ブランドのビジュアルスタイルやトーン、完成イメージに関する具体的な指示を共有することで、クリエイターはクオリティを保ちやすくなります。

具体的な色使いやレイアウトの指示を共有し、インフルエンサーが影響力だけでなく、プロフェッショナルなデザインの基準に沿って作業を進めるようコミュニケーションを取りましょう。

フィードバックをこまめに

プロジェクト進行中は、インフルエンサーに任せっきりにせず、進行中にフィードバックを重ねることも大切です。早い段階でフィードバックを行い、クオリティや方向性を確認することで、後から大幅な修正が必要になるリスクを減らせます。

特に、インフルエンサーが自分のスタイルを重視しすぎる場合は、柔軟に修正してもらえる余地を残しておくことが効果的です。

KPIとデザインの質の関連付け

成果を評価するための指標であるKPI(重要業績評価指標)を設定し、デザインの質が直接ビジネス成果にどうつながるかを明確にすることが、インフルエンサー兼クリエイターのモチベーションを高めるポイントでもあります。

これが結構効果的で、質の向上を目指す際、やはり結果が見えることで責任感が生まれます。エンゲージメント率やコンバージョン率といった指標をクリエイティブと結びつけることで、制作物に対する責任感が増し、質の向上が期待できます。

コンテンツの長期的なビジョンを共有

インフルエンサー兼クリエイターは、短期的なプロジェクトに集中することが多いですが、長期的なブランド戦略を共有することで、より一貫したデザインが期待できます。ブランドのビジュアルアイデンティティを深く理解してもらうためのセッションや、ブランドの未来像を明確にすることで、デザインの質がさらに向上します。

実績の見極めも大事

そもそものお話になってしまいますが、過去に手がけた作品やクライアントとのプロジェクトをしっかりチェックしましょう。フォロワー数に頼らず、彼らの制作物がどれだけエンゲージメントを生み出しているかも注目です。

インフルエンサー兼デザイナーとの効果的なコラボには、明確なガイドライン、柔軟なフィードバック、そして自由な表現を尊重しながらもクオリティを維持するバランスが大切です。

信頼関係を築き、企業のビジョンに沿った高品質なコンテンツを一緒に作り上げることで、成功に導くコラボレーションが実現します。適切なガイドラインの提供やサポート、そして長期的なビジョンの共有が、その鍵となるでしょう。

もし、デザインのクオリティにこだわり、効果的なコンテンツ制作をお考えの際は、ぜひ私たち株式会社SnowSparkまでご相談ください。クリエイティブな戦略で、御社のプロジェクトをサポートいたします。

当社ウェブサイトからメッセージを送信
info@snow-spark.comまでメールでお問い合わせください。

参考文献 : Meltwater

関連記事

TOP