WEBデザイン

デザインに正解はない。でも、「届く」ためにやるべきこと全部

デザインの仕事をしていると、よく聞かれる質問があります。「どれが正解なんですか?」「どれが一番いいんですか?」でも、デザインに「正解」はありません。

見た目がカッコいいだけでは、人の心は動かない。「届く」ために必要なのは、どこまで相手を想像して作り込めるかだと思っています。

デザインの世界には「正解」がない。でも、だからこそ「届けたい相手に届く」ために積み重ねるものがある。

見た目が整っていても、相手に伝わらなければただの自己満足になってしまいます。届けたい相手の心にちゃんと残るかどうかが、デザインの価値を決めると思っています。

カッコいいだけでは人は動かない

スノー業界のイベントやSNS投稿で、よくこういう場面に出くわします。「とにかくオシャレなバナーにしたい」「クオリティの高い映える動画にしたい」もちろん、見た目のインパクトは大事ですよね。

でも本当に大切なのは、そのデザインが“誰に” “どんな気持ち”を届けるか。いつの頃か、ある大会のバナー制作を頼まれたことがあって。依頼内容は「オシャレで楽しそうな感じで!」って、わりとざっくりでした。でもヒアリングしてみると、ターゲットは「初めて大会に参加するような初級者」だったんです。

オシャレでかっこよすぎるデザインって、時に“自分には関係なさそう”って壁を作ってしまうことがあります。だから私は、「ちょっと自分も参加してみたいかも」と思ってもらえるような“入りやすさ”を意識して作りました。

たとえば、エントリー層向けの大会なら「大会のかっこよさ」だけでなく、“自分にも参加できそう”という安心感や親しみやすさを、デザインでどう伝えるか。そこにちゃんと向き合えるかどうかで、「届く・届かない」は大きく変わってくると感じています。

結局のところ、伝えたいのは「誰でも参加できる楽しさ」なのか、「挑戦者を募る本気の場」なのか。
その見極めを間違えると、どれだけ美しく整ったデザインでも届かないのです。

ロゴも、WEBも。
「届けたい相手」は誰?

ロゴデザインやWEB制作でも同じことを感じます。クライアントの「こういうのが好き」という要望は大切。でも、そのまま形にしただけでは“自己満足”で終わってしまうこともある。

誰に見せたいのか?どんな印象を持ってほしいのか?そのゴールがズレていると、どれだけ綺麗でも意味のないものになってしまいます。だからこそ、私は「本当にこれで伝わるのか」と、一度立ち止まるようにしています。

時にはクライアントの要望に対して、あえて別の提案をすることも。。デザインは「届ける」ためのものだから。

「届く」ために、考え続ける

じゃあ、どうすれば「届くデザイン」になるのか。私が意識しているポイントは、とてもシンプルです。

  • 誰に届けたいのかを、具体的にイメージする

  • 見た瞬間、どんな感情を動かしたいのかを決める

  • そのために必要な要素を、必要な分だけ入れる

  • 自分の“好き”じゃなく、“相手の目線”で見直す

デザインに正解はありません。

でも「伝えたい人に、ちゃんと届いたかどうか」は、確実に結果として返ってきます。それは近い未来かもしれないし、もっと遠い未来かもしれない。でも確実に未来に影響を与えていきます。

SNSの投稿も、イベントの告知も、ロゴも、WEBサイトも。全部、ゴールはひとつしかない。

「誰かの心に届くこと」

そのために、今日も私は考えます。余白の意味も、フォントの癖も、視線の流れも、すべてに理由があるように。デザインは作品じゃない。誰かに届いた瞬間、はじめて意味を持つものだと思うから。

もし今、「うちのデザイン、本当に届いているのかな?」「ちゃんと見てもらえてるのかな?」と感じているなら、一度お気軽にご相談ください。

ちょっとした疑問でも大丈夫です。
一緒に「届くデザイン」を考えるお手伝いをします!

当社ウェブサイトからお問い合わせ
info@snow-spark.comまでメールでお問い合わせください。

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